Wizard Link Hyper

<NSX-D Wizrd Link Hyper提供開始のお知らせ>

NetNebulas NSX-D Wizrd Link Hyperによるご提供を開始しました。

Wizard Link Hyper

WLHソリューションとは

WLHソリューションとはインフィニコの独自技術で開発した、WLH [Wizard Link Hyper]テクノロジーを使用して、弊社製品、SuperDHCPを設定のマスター・コントローラー、各拠点に存在する弊社DHCPシリーズ製品をサービスNodeとし、WAN越し1:Nの冗長構成を実現。これにより、DR(ディザスタリカバリ)と機器集中管理の費用/信頼性バランスを高次元で実現するソリューションとなりました。
WLHテクノロジーは「集中管理システム」、「1:N冗長構成システム」、「RMS」の3つの技術的要素から構成されています。
「集中管理システム」はSuperDHCPに内蔵された大容量DBに全ての設定データ、払い出し情報、ファームウェアを保有。管理下に置かれたサービスNodeに対して遠隔制御を行うことで、全ての拠点の集中管理を提供します。
「1:N冗長構成システム」は、機器の故障発生を監視するHeartbeat、各拠点のDHCP払い出し情報をリアルタイムで同期する同期機構やDHCPサービス設定を動的に制御するDRRS(*1)を用いることで、1:Nの冗長構成を提供します。
「RMS(*2)」は各拠点で運用中のサービスNodeがモニタしている情報を、リアルタイムで収集。収集された情報を用いた故障検出判定を行うことで、システムの安定運用に欠かせない早期のH/W故障検出を提供します。

*1)DRRS(Dynamically Reconfigurable Redundant System)
*2)RMS(Remote Monitoring System)

WLHテクノロジー 3つのポイント

Point.1 「集中管理システム」

今まで多拠点に分散配置されたNetRegioDHCP機器は、本社で予め機器設定を行い、その後機器を拠点に輸送、設置テストを行い運用に入っていました。一旦運用に入ってしまうとその後の設定変更は、各拠点の機器に割り振られるIPアドレスを元に各々の装置画面にログインし、設定を変更する必要があり、多くの拠点が存在する場合は、非常に手間のかかる作業でした。

集中管理システムは、マスター・コントローラーとして機能するSuperDHCPに内蔵されたDBに対して、WEB画面から設定を行うことで全ての操作が完結します。設定された情報はWAN越しにネットワークを経由して、即座に遠隔拠点の装置に反映され運用を行うことが可能となりました。また、マスター・コントローラー上で設定を行う際、異なる拠点に関係する設定値に関して、論理エラーチェックを行いますので、誤った設定値で機器の設定が行われることが防止され、設定変更時のトラブルが無くなります。このため、今まで多くの時間を必要としてきた設定管理を最小限にしたWLHテクノロジーは管理コストを大幅に削減する事を約束します。

Point.2「1:N冗長構成システム」

SuperDHCPは、多数の拠点に配置されたサービスNodeとなるNetRegioDHCPに対し、1:Nの冗長構成バックアップシステムとして機能します。全ての個別拠点でAct-Actの1:1冗長システムを構成する従来のシステムと比較して、WLHテクノロジーを使った1:N冗長構成システムは高可用性を保ったまま、トータルコストを大幅に削減する事が可能となりました。

Point.3「RMS集中管理」

RMS(Remote Monitoring System)は全ての機器に対する遠隔監視と、F/Wバージョンの集中管理が可能です。このRMSと集中管理システムが連携しあうことで、全拠点に対する一括バージョンアップや特定の拠点のみを対象としたバージョンアップが可能となり、F/Wのバージョンアップ漏れによる不安定な動作やシステムの停止の発生はRMSと集中管理システムの連携で防止できます。
RMS(Remote Monitoring System)が各拠点の装置をリアルタイムでリモート・モニタリングしますので、機器の不安定な兆候をいち早く検知し、安定したシステム運営をWLHテクノロジーはお約束します。

WLHテクノロジーの優位性

1:N冗長構成

NetRegioDHCPシリーズは、スピンドルレス設計により、FANやHDD等の可動部品を一切使用していないため、H/W故障の確率は大幅に低くなっています。DHCPは社内システムの最も重要な役割を担っており、万が一の故障発生時はIPのアドレスの払い出しが停止、当然、社内ネットワーク停止につながりビジネスの継続に重大な影響を及ぼすこととなります。停止しない運用を確保するためには高可用性を担保する冗長構成を使用すべきでしょう。WLHテクノロジーの1:N冗長構成は、NetWRegio DHCPシリーズの平均故障間隔から求められたコストと高可用性のバランスに優れたHAシステムです。

IPマルチキャスト

ストリーミング放送等、大きな遅延の許されないVOIP機器で多く使用されるIPマルチキャスト技術を、WLHテクノロジーでは、SuperDHCPとサービスNode間の通信方式に採用しました。IPマルチキャストと、伝達情報の最適化によって、SuperDHCPと多拠点間での通信遅延が最小となり、使用する帯域も抑えることができました。IPマルチキャストを採用することでWLHテクノロジーの1:N冗長構成システムは5秒以内の高速切換を実現しています。

ダイナミック・プライオリティベース・バックアップ

各拠点のサービスNodeには故障発生時のバックアップ優先度を示す、バックアッププライオリティを事前に設定することができます。このバックアッププライオリティは、万が一、複数拠点のサービスNodeで同時に故障が発生した際に、救済優先度レベルのより高い拠点を確実にバックアップすることを目的とし、バックアッププライオリティと1:N冗長構成システムの連携で、より重要な拠点を確実にバックアップする運用をお約束します。

RMS

RMS(Remote Monitoring System)は、各拠点でDHCPサービスを提供する、サービスNodeの運用状態をリアルタイムに集中監視する機能です。
RMSは遠隔地のサービスNodeが常時監視している稼働状態(同期状況、メモリ仕様状態、ストレージ使用状態等)をリモートで収集します。
SuperDHCP側では各拠点から収集したサービスNodeの状態を、弊社独自の故障判定基準に基づいてリアルタイムに解析を行い、解析結果は、モニタ画面として一覧表示されますので、H/W故障の前兆をわかりやすく且つ、事前に把握することができ安心の運用をお約束します。

 構成例

主拠点のNetWyvernSuperDHCPは副拠点Aおよび副拠点C/Dの動作異常時のバックアップとして作動。
NetWyvernSuperDHCPのDRRS搭載により最小限のハードウェアで故障検出から5秒以内の高速な冗長切替を可能にしています。

対象製品

NetWyvern SuperDHCP

製品型番 製品名
IWS-HDH-10K NetWyvern SuperDHCP 110
IWS-HDH-10KN5 NetWyvern SuperDHCP 110 Wizard Link Hyper5
IWS-HDH-20K NetWyvern SuperDHCP 120
IWS-HDH-20KN10 NetWyvern SuperDHCP 120 Wizard Link Hyper10
IWS-HDH-30K NetWyvern SuperDHCP 230
IWS-HDH-30KN25 NetWyvern SuperDHCP 230 Wizard Link Hyper25
IWS-HDH-30KN50 NetWyvern SuperDHCP 230 Wizard Link Hyper50
IWS-HDH-50K NetWyvern SuperDHCP 250
IWS-HDH-50KN25 NetWyvern SuperDHCP 250 Wizard Link Hyper25
IWS-HDH-50KN50 NetWyvern SuperDHCP 250 Wizard Link Hyper50
IWS-HDH-50KN100 NetWyvern SuperDHCP 250 Wizard Link Hyper100

 ノード

製品型番 製品名
IRK-HDH-1K NetRegio DHCP1000
IRK-HDH-2K5 NetRegio DHCP2500
IRK-HDH-5K NetRegio DHCP5000

 ライセンス

製品型番 製品名
IRK-LDH-1KN/2K5N/5KN Wizard Link Hyper専用サービス・ノードライセンス

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